これは不登校新聞二号に載った文です。内容を少し改良して送ります。まぁ、理想主義
的ですが。かなえたい僕の夢でもあります。ちょっと本文に入る前に付け加えると、
学校は一番、施設も人材も充実しているのは事実です。それに変わりうる機関は日本国
に今ありません。有効に生徒のニーズに応え機能すれば驚くべき教育が出来るはずで
す。今でも。ただ、歴史は繰り返すというのを信じるならば、徳川幕府の末も徳川ほど人材
も洋式歩兵も揃っている雄藩は他にありませんでした。また、世論も幕府が永遠に続くと
思っている人が多数でした。まだまだ幕府が続く可能性のほうが強かったのです。しかし、
幕府はその利点を生かすことが出来ませんでした。組織が古く、せっかくの人材や軍事
力を有効に使えなかったからです。学校もこのままでは幕府の二の舞いになるのではな
いでしょうか。抜本的な大改革を行っていないから。それは惜しいと思うのです。実際、学
校が好きで登校する生徒がいるのだから。彼らのニーズに応えなければならない。しか
し、学校に合わない子がいるのも事実です。もう今の学校だけでは様々な問題に対処で
きない時代情勢です。だから、学校という幕府と民間と言う雄藩の連合が将来必要なので
はないか。そう思って書きました。
不登校新聞NO2
学校は僕が中学生だった十年前とあまり事情が変わらないような感じを受けます。確か
に制度的にも様々な取り組みがありました。しかし登校拒否やいじめ、先生や生徒への暴
力、学級崩壊それらを見るなら事情は変わっていません。むしろ拒否児などは連年、右
肩上がりで増えています。それは多くの子どもが学校を見放している事実につながるでし
ょう。また学校へ行っていても無気力などで閉塞状態の子も多いはずです。
そんな学校に改革を期待するのは難しいと僕は思います。事実として学校の自浄能力
や対処療法的な小手先の改革では現状は変わっていません。その状況を変えるとするな
ら、今までと違い学校の制度を百八十度変えるような大改革をしなければならないでしょ
う。でも、それはいまのところ起りそうもありません。なのに親や地域の大人が過大な期待
をいつまでも学校に掛けています。変えられない学校の現実を知って要求し、学校を批
判するだけでは学校に負担を掛け、子や先生を苦しめるだけではないでしょうか。問題も
焦点がずれ深刻化するばかりです。
だけど今、教育を改革しろと言う声が地方、中央、識者、一般を問わずうなぎ上りです。
でも教育を考える上で、今まで学校をどうするかと言うことばかりに、識者や人々は大変
な時間と力を注いできたのではないでしょうか。だから僕は親や地域の人には今こそ発想
を「脱学校」と言う視点で考えて欲しいと思います。それに学校改革に賭ける情熱のわず
かでも割くならば。そうすれば今、起きている問題の何割かを、緩和させたり、消滅させる
ことが出来ると思います。時勢も今まで通用した学歴経由一流企業や、日本国の信用が
もう国際的に揺らぐ時代です。規制緩和と言う時勢でもあります。以前より容易に自分達
の生き方は自らの力で作って行けるはずです。市民は、変わりにくいお上や権威に頼っ
た学歴制度にすがる時代ではないと思います。
具体的にどうするかと言えば、楽しい実用的な学ぶ場を地域に、学校と同じ密度で作れ
ばいいと僕は思います。その場は学校のような知識偏重ではなく、たとえば体験的な学問
があったり、ただ日々の会話から人生を考えて行く場だったり。小さい時から興味のある
分野を仕事のように突き詰めたり。本人のやる気が起きるまで待ったり。在宅の学習を援
助したりと。地域の特色を生かしたいろいろなタイプがあって良いと思うのです。しかも資
格や学歴など関係なく無試験で、常にオープンで辞める自由と選択の自由があればもっ
と良いと思う。それは大人社会に蔓延する効率や損得の価値観で評価や競争させず。何
もせずただ学校に要求するくらいなら、むしろ市民の力で自分らの理想の居場所を、小規
模でも作ってみたらどうでしょうか。
もし、それらが全国的に市民が運動し郵便局のように普及するならば、文部省にゆくゆ
く、教育機関と認めさせることが出来るはずです。それはお上に学歴をなくすか、市民の
動きを学校と対等の価値と認めさせることになります。 たくさんの生き方の選択肢が増え
れば、結局不登校は無くなるでしょう。学校以外に家で生きても問題ではなくなるのだから
。また選択の増加で無気力の子も減るでしょう。いじめだって学校を辞める自由があれば
減るはず。友達が今は学校に囲い込まれているから嫌々登校する子も減るでしょう。学校
ばかりが出会いの場では無くなるから。また、実用的な学問が民間で出来れば学校への
アンチテーゼになるでしょう。そうなると学校は民間の様々な教育と権威ではなく中身で競
争しなければならなくなります。学校へ行く子にとっても利益になるでしょう。それは今と
違い純粋に学校の知識を楽しみたい子だけが学校へ行けば良いことにならないでしょう
か。先生にとっても問題が減って楽になるはずです。他の子は選ぶのなら自分にとって楽
しいところへ行くから。またそうなれば、学校へ行かない子にも学ぶ権利があるので、行政
は地域の居場所や彼らに資金援助もしないといけない。市民一人一人が地域を改革する
意識を持てば、本気で学校は120年の太平の眠りから覚めざるを得ないでしょう。
今こそ幕末のように今度は草莽の市民自らが地域に雄藩を作り、全国的に緩やかな雄
藩連合を作って協力するなら。そして学校と言う幕府を潰すのではなく、ただ教育を市民
に大政奉還させれるのなら。少なくとも、学校へ行かない子や親のためになると僕は思い
ます。
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